アクションとコミュニケーションで
滞りのない効果的な
トータルサプライチェーン
ネットワークを確立
2019年入社
サプライチェーン本部
サプライプランニング
増田 玲欧
Reo Masuda
入社を決めた3つのポイント
-
01
カミソリ業界を長くリードする
No.1*1ブランド -
02
ボディーグルーミングの広がりに
将来性を感じた -
03
世の中に良い商品を
届けていることを実感できる
スポーツ関係者の間で広がる
ボディーグルーミング、
将来性に期待
シック・ジャパンに惹かれたのは、カミソリ業界を長くリードするNo.1*1ブランドということ。シックブランドは、日本で長く業界を牽引していて、お客さまに愛される価値を提供し続けている、その会社としての存在意義の高さに興味を持ちました。
それと同時に将来性も感じました。スポーツメーカーに勤務している時、ボディーグルーミングをしているプロのスポーツ選手や社員を見てきました。4年ほど勤めましたが、その間、ボディーグルーミングをする人が増えてきたことを目の当たりにし、伸び代を感じたのです。シック・ジャパンもボディーケアにも力を入れていたので、新しいチャンスに関わることができる、という点も魅力でした。
商品の流れを止めない適正な計画と管理
心掛けるのは、謙虚な姿勢
サプライプランナーとして、日々の在庫管理や中長期での在庫計画の適正化を担当。必要な場所へ、必要な数だけ滞りなく届けるのが一番大きな目的であり使命です。たとえば、ゴールデンウィーク前は、大きい需要があるかもしれないので、4月半ばくらいから在庫を多く持てるよう計画を立てます。商品の90%が輸入なので、通関業務にも携わります。
仮にある商品の人気が高くて、寄せられているすべての要望に応えきれないときは、兆候が見られた時点で先回りして工場へ増産を依頼します。基本的には営業から出てくる需給計画に基づいて在庫の計画を立てますが、日々、オーダーと在庫状況を見ているので、おかしいなという数字が出たとしてもすぐに気づくことができます。そのようなときは直ちに営業にも確認したり、工場に連絡したりして確認します。
仕事をするうえで注意しているのは、謙虚な姿勢で望むこと。サプライチェーンの仕事をしていると「なんとか入庫を早められないか」とか「在庫を多く準備できないか」など、依頼されることが多々あります。このとき、変に勘違いして傲慢な態度をとらないよう、自分に言い聞かせています。
営業、マーケティングと連携
チームメンテナンスを通じて
良い商品を届ける
プランニングは、アクションが伴って初めて本当のプランとして確立します。たとえば、ある時期、会社の目標より在庫が多くなりそうだということがわかったとして、それを眺めて頭を悩ませるだけだったり、議論を重ねることに終始したりしていては何の意味もなく、解決には結びつきません。営業にさらに売れるかどうか打診したり、マーケティングにキャンペーンの立案やSNSの活用を呼びかけたり、次につながる行動を起こすことが必要。次にどうするか?サプライチェーンをプランニングする中でその思考を強く学びました。
このように営業やマーケティングのサポートができ、チームとしての成果に結びついた時は非常にやりがいを感じます。サプライチェーンは、直接お客さまと触れ合うことのない仕事ですが、チームのメンテナンスを通して世の中に良い商品を届けていることを実感できるという魅力があります。
今までにないコロナに伴う物流の混乱
密なコミュニケーションと
早めの行動で対応
業務に関する大きな変化を感じたのは、やはりコロナウイルスに伴う物流の混乱です。スケジュール通りに動く貨物はなく、港が閉まってコンテナが数カ月近く届かなかったり、労働者確保の問題による生産キャパシティの課題が生じたり。サプライチェーンにとってこれまで経験したことのないチャレンジングな環境でした。
今回のサプライチェーンの問題では、できることがかなり限られました。事実をいち早く会社に報告し、リスクを最大限回避できるように早めに関係者とアクションをとるよう努めました。具体的には、営業やマーケティングとやりとりを重ね、いつまでに何をどのくらい用意できるか、商品ごとにどれだけインパクトがあるか、または月末のタイミングだったら売上にどれだけインパクトがありそうか、ということを協議。前例がないことですから、どの部署もみんな苦しんだと思います。ここでも、早めのアクションを大切にしました。
サプライチェーン主導の新プロジェクト
新たなチャレンジで力を尽くす
昨年度からサプライチェーンが主体となって、会社の新製品開発プロジェクトの全体像をまとめたり、会議をリードしたりするようになりました。新製品開発についてサプライチェーンが主体となることは珍しいこと。シック・ジャパンではチャレンジする環境があるので、このようにいろいろなことに挑戦することができます。今回の件で、スケジュール含め全体を見られるようになりました。今までにない気づきも得られ、貴重な経験になりました。
今後も、革新的なグルーミングカンパニーを目指すうえでの取り組みには積極的に参加したいと思っています。現状を打ち破る新しいミッションのもと、取り扱う商品だけでなく、会社としてのさまざまなチャレンジに力を尽くしていきたいですね。
- *1 SRI+カミソリ市場(ホルダー、ディスポ-ザル、替刃) 1995年11月~2023年10月 各年累計販売金額