肌をキレイにする方法を徹底解説!外側と内側からのケアを知ろう

肌をキレイにしたいと思っても、何から始めればよいのか迷う方は多いでしょう。肌の美しさは、外側からのスキンケアと内側からの生活習慣改善の両方によってつくられます。
この記事では、キレイな肌の条件や、キレイな肌をかなえるための外側からと内側からのケアについて解説します。
キレイな肌の条件
キレイな肌になるには、どのような条件がそろえばいいのでしょうか。ここでは、肌の印象を左右する主な条件について解説します。
産毛や毛穴が目立たない
毛穴が目立たないことも、キレイな肌の条件です。毛穴に皮脂や角栓が詰まると、毛穴が黒っぽく目立ってしまい、キレイな肌とはいえません。さらに、産毛が生えている毛穴は目立ってしまうだけでなく、産毛があることによって光の反射が鈍くなり、肌全体がくすんで見えることがあります。
肌のくすみやごわつきがなく、キメがそろっている
肌のごわつきやくすみのない肌はキレイに見えます。通常、古い角質は垢となってはがれていきますが、うまくはがれていかないと肌表面に蓄積し、くすみやごわつきの原因になります。
また、滑らかでキレイな肌に見えるためには、肌の水分量が十分に保たれ、角質がふっくらとしてキメがそろっていることも大切です。
一方、肌の水分量が十分でない場合、キメがそろわなくなりダメージ肌に見えてしまうでしょう。
肌をキレイにするための外側からのケア方法
肌をキレイにするために、スキンケアに気を使っている方も多いのではないでしょうか。基礎的なスキンケアはもちろんのこと、紫外線対策、産毛ケアなど、日常的に取り入れられる方法はほかにもあります。ここでは、肌をキレイにするための外側からのケア方法を見ていきましょう。
顔の産毛ケアで肌のトーンと化粧ノリアップ
肌をキレイにする方法のひとつに、産毛や不要な角質を取り除くことが挙げられます。カミソリを使って産毛を剃ると、不要な角質も取り除くことが可能です。肌表面が滑らかになることで、光の反射が均一になって肌のトーンがアップするほか、ファンデーションや下地が肌に均一に密着しやすくなります。
さらに、シェービングで不要な角質が取り除かれることにより、肌のターンオーバーを促すことも可能です。
カミソリを使った産毛ケアはこちら:顔の産毛の剃り方とは?つるつる肌を作るカミソリの使い方を解説
スキンケアできちんと保湿する
キレイな肌を目指す上で、スキンケアの基本を守ることは大切です。化粧水をたっぷりと使い、肌にしっかり水分を与えます。その後、美容液、乳液、クリームの順で重ねることで、水分の蒸発を防ぎ、潤いをキープできます。
また、カミソリで産毛ケアをしたあとは不要な角質が取り除かれ、肌がつるんと滑らかになるだけでなく、メラニンを含む古い角質が除去されることで肌のトーンアップも可能です。さらに、スキンケア用品の浸透がよくなるので、定期的な産毛ケアをスキンケアにとり入れるのがおすすめです。
肌をキレイにするための内側からのケア方法
キレイな肌のためには、外側からのスキンケアだけでなく、体の内側からのアプローチも意識してはいかがでしょうか。ここでは、肌をキレイに保つための内側からの基本的なケア方法をご紹介します。
肌に良い栄養素を意識してとる
キレイな肌のために大切なことは、必要な栄養素をしっかりとり、肌の健康を維持することです。肌の健康維持に欠かせない栄養素には、ビタミンA、ビタミンB群(B1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、n-3系脂肪酸、亜鉛などがあります。これらを多く含む食品の例は以下のとおりです。
■皮膚の健康維持を助ける栄養素と、含まれる食品の例
栄養素 | 多く含まれる食品 |
---|---|
ビタミンA | 鶏レバー、豚レバー、あんきも |
ビタミンB1 | 豚肉、鶏肉、大豆、玄米 |
ビタミンB2 | レバー、ハツ、卵 |
ビタミンB6 | にんにく、ピスタチオ、鶏肉、マグロ |
ナイアシン | 鶏むね肉、まぐろ、かつお |
パントテン酸 | レバー、ハツ、魚卵 |
ビオチン | レバー、豆類、きのこ類 |
ビタミンC | パプリカ、キウイ、ブロッコリー |
n-3系脂肪酸 | えごま油、亜麻仁油、くるみ、青魚 |
亜鉛 | 牡蠣、牛肉、豚レバー |
このような食品を意識してとるのがおすすめです。一方、肌の健康のためには過剰にならないほうがよい食品もあります。
例えば、糖分や脂質を過剰に摂取すると、皮脂の分泌量が増えてニキビなどの肌トラブルを招くかもしれません。ジャン クフードや甘いお菓子・ジュースの摂取は控えめにしましょう。
このような食品を意識してとるのがおすすめです。一方、肌の健康のためには過剰にとらないほうがよい食品もあります。例えば、糖分や脂質を過剰に摂取すると、皮脂の分泌量が増えてニキビなどの肌トラブルを招くかもしれません。ジャンクフードや甘いお菓子・ジュースの摂取は控えめにしましょう。
良質な睡眠をとる
睡眠中には成長ホルモンが分泌され、肌の再生が促されます。睡眠時間を確保するとともに、睡眠の質を高めることも大切です。寝る前にはスマートフォンの使用を控え、部屋を暗くして、快適な室温を保つことで深い眠りにつきやすくなります。
体を冷やしすぎないようにする
全身の血行が良いと、血液によって酸素や栄養素が肌細胞に運ばれやすくなり、キレイな肌づくりに役立ちます。そのため、血行不良につながる冷えには注意が必要です。適度に運動したり、湯船に浸かったりするといった、体を温める習慣をつけましょう。運動によって発汗することで、毛穴が詰まりにくくなるのもメリットです。
カミソリを使った肌ケアのすすめ
カミソリを使って顔の産毛や古い角質をやさしく取り除くと、肌のトーンや質感を向上させることができます。
カミソリ処理は、サロンや医療脱毛に比べて費用がかからず、自分の都合に合わせてケアできるのが大きな利点です。ただし、肌を傷付けないためには正しい使い方が欠かせません。使用する際は、必ず清潔な刃を使い、処理前後の肌ケアを徹底しましょう。剃る前にはシェービング剤を必ず塗り、剃り終わったら化粧水や乳液で保湿してください。
カミソリは、顔そり専用の小さなものがおすすめ。眉周りや口元などの細かい部分もキレイに整えられます。
外側と内側のケアでキレイな肌を維持しよう
肌をキレイに保つためには、外側と内側の両方からのケアが大切です。外側からは、産毛ケアや保湿、紫外線対策で肌表面を整え、内側からは栄養、睡眠、運動、体温管理で肌の土台を強化します。特に、顔の産毛ケアは肌のトーンアップや化粧ノリ改善に直結し、自宅で手軽に実践できる方法です。日常の習慣を少しずつ見直すことで、透明感のあるすこやかな肌を目指せます。
教えてくれたのはこの先生!
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川﨑加織先生 皮フ科かわさきかおりクリニック 院長。医学博士、日本皮膚科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医。
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