VIOの形はどのように整える?デザインの種類を紹介
VIO脱毛を検討するとき、自分に合う毛の形をどのように見つければ良いのか分からず、悩む方も少なくないでしょう。VIOラインのお手入れは、デリケートゾーンの快適さとともに、なりたいVラインのデザインに整えられることも、魅力的なポイントです。
この記事では、VIOにおける部位の解説、Vラインの代表的な形を紹介します。
VIOとは、デリケートゾーンに生えているアンダーヘアの総称です。欧米をはじめとした海外では、美容や衛生面、エチケットの観点からVIOの脱毛は一般的なものとなっています。
日本ではまだそこまで浸透していないものの、手や足、脇の脱毛に続いて、VIOをキレイに処理したいと考える方は増えているようです。VIOは、少し整えるだけでも印象や快適さが変わります。
Vライン
Vラインはビキニラインを指します。正面から見て股関節のラインに沿って生えた毛は、下着や水着を着用した際にもっとも気になる部位です。
また、Vラインの皮膚は薄いため、下着や生理用ナプキンによる摩擦のダメージ、ムレによるかゆみなどの肌トラブルも起こしやすい部分でもあります。汗をかく時期は毛穴が詰まりやすく、ニキビができることも少なくありません。
Iライン
Iラインは女性器を囲んだ部位です。Vラインよりも女性器に近く、陰部の両サイドから肛門の手前までを指します。
自分では、どの程度毛が生えているのか確認しづらく、粘膜に近いため皮膚も薄いことが特徴です。特に生理中はムレやすく、経血が付くことで雑菌が繁殖しやすいため、かぶれなどのトラブルを起こしやすい部位でもあります。
Oライン
Oラインは肛門周りです。お尻全体ではなく、肛門の穴を囲む狭い部位を指します。Iラインと同様に自分では確認しづらい部位ですが、Oラインの毛が多いと汚物や経血、おりものが付着しやすいため、肌トラブルの原因になります。
また、皮膚も薄いため、ムレによる肌トラブルや匂いの原因になりやすい部分でもあります。
VIO脱毛をおこなう際に、あらかじめ決めておきたいのがVラインの形です。IラインとOラインは全部処理しても、Vラインは残しておきたいと考える方も多いのではないでしょうか。
Vラインのデザインには、自然な仕上がりの「ナチュラル」「トライアングル」「オーバル」、きちんと処理している印象の強い「Iライン」「スクエア」「ハイジニーナ」の6つがあります。
それぞれの特徴について知り、自分の目指す形を決めましょう。
ナチュラル
ナチュラルは、名前の通り自然な雰囲気を残して形を整えるデザインです。元の形をあまり変えないため、しっかり脱毛している印象は強くありません。
Vラインをしっかりと脱毛し、下着からはみ出さない程度に処理をおこないます。アンダーヘアの脱毛が初めての方は、ナチュラルから試してみるのがおすすめです。
トライアングル
ナチュラルと比較して、少し面積の少ない逆三角形に仕上げるのがトライアングルです。ナチュラルよりも毛量が少なくなるため、ムレなどの不快感が軽減され、さらに下着からはみ出る心配も減らせます。
トライアングルは、快適さに加えて自然な見た目を保てるのが特徴です。キレイに見た目を整えつつ、脱毛しているといった印象は抑えられます。
オーバル
卵型の丸みを帯びたデザインのオーバルは、毛の生えている面積を狭くして、自然な形で残したい方におすすめです。
角のないデザインは、見た目の柔らかさから女性らしい印象を与え、コンパクトな下着や水着からもはみ出しにくくなります。
ナチュラルやトライアングルよりもデザイン性が高いため、自己処理する場合にはやや難しいデザインです。
スクエア
トライアングルを全体的に小さくして角を取り、台形を逆さにしたデザインがスクエアです。スクエアは、サイドをほとんど処理しIラインに沿って毛を残します。自然な仕上がりが特徴ですが、Vラインの上部が浅くなるため、きちんと整えている印象がありつつ、浅めのショーツもキレイに履きこなせるようになります。
また、毛の生えている面積が減ることで、快適さも増すでしょう。
Iライン
Iラインに沿って、細い長方形に整えるデザインです。スクエアよりもさらに面積が狭いため、毛を少し残した程度の仕上がりとなります。そのため、Tバックのショーツにも対応しやすいデザインです。
無毛に抵抗のある方でも、限界まで毛を減らせるIラインなら、毛を残しながら清潔かつ快適に過ごせるでしょう。
ハイジニーナ
Vラインに限らず、VIOすべてのアンダーヘアを完全になくすスタイルです。生理中のムレや匂いといった不快感を減らし、最もデリケートゾーンを清潔に保てるデザインです。
また、下着や水着から毛がはみ出す心配もないため、さまざまな形や素材の下着を着用する楽しみも増えます。海外では、ハイジニーナをエチケットや身だしなみと捉えるケースも少なくないようです。
デリケートゾーンの肌トラブルを防ぎ、清潔さを維持できるVIO脱毛ですが、どのような方法でおこなえば良いのか分からないと方も多いのではないでしょうか。
VIOの処理方法には「脱毛」と「自己処理」があります。
エステ脱毛や医療脱毛
脱毛は、サロンでおこなう「エステ脱毛」とクリニックでおこなう「医療脱毛」に分けられます。
サロンで受けるエステ脱毛は、毛周期に合わせて何度も通わなければなりません。毛周期に個人差はあるものの、通うのは数ヶ月に1回、脱毛が完了するまでに1〜2年と長い時間がかかります。しかし、医療脱毛よりも痛みが少なく脱毛できることがメリットです。
一方、クリニックでおこなう医療脱毛は、レーザーの出力が高いため、エステ脱毛と比べると少ない回数で脱毛効果が実感できます。パワーのある医療用レーザーを使うため、それなりの痛みがあるものの、麻酔クリームを塗ってから施術してくれたり、皮膚を冷却ガスで冷やしながらレーザーを照射してくれたりするクリニックもあります。医療脱毛は、専門的な医療の知識を持ったスタッフが施術してくれるため、万が一トラブルが合った際にも適切な処置をしてもらえることがメリットです。
カミソリや電気シェーバーによる自己処理
サロンやクリニックのVIO脱毛に抵抗がある場合は、自分でお手入れするのも一つの方法です。自己処理は、気になったタイミングでお手入れできたり、形を変えたりできる点がメリットです。
VIOの自己処理は、カミソリや電気シェーバーでカット・剃毛して形や毛量を整える方法と、脱毛クリームなどを使い脱毛する方法があります。
自己処理のデメリットは、IラインやOラインの毛は自分で確認しづらいため、誤って肌を傷付けてしまったり、間違った処理法で埋没毛が増えてしまったりする可能性があることです。
ただし、これらのデメリットは安全性の高いカミソリや電気シェーバーを選ぶ、正しい手順で処理やケアをおこなうことで極力避けることができます。
VIOを自己処理する詳しい方法については以下の記事をご覧ください。
VIOの自己処理はどうやってできる?正しいやり方を知って安全に処理を
VIOは正しい手順でおこなうことで、安全に自己処理できます。ただし、粘膜が近く敏感な部位なため、慎重さが必要です。また、VIO専用のカミソリや電動カミソリも販売[…]
VIOは粘膜に近い部位のため、自己処理するにはカミソリやシェーバー選びが大切です。機能性に加え、肌への負担が少ないものや安全性が高いもの、衛生的に使えるものなどを重視して選ぶと良いでしょう。
VIOの自己処理に慣れていない方や、より使いやすいシェーバーを探している方は以下の2つの商品がおすすめです。
シック ハイドロシルク V.I.O ダブルシェーバー
VIOを自己処理する際にあると便利なのが「ハイドロシルク V.I.O ダブルシェーバー」です。VIO専用の電気シェーバーのため、刃が肌に直接触れずデリケートな部分にも安心して使えます。
好みの長さに合わせてカットができる電動トリマーと、つるつるに仕上がる電動ネット刃が付いているため、「切る」「そる」の両方が1台でできるのも嬉しいポイントです。
電池式のため、旅行やお出かけにも気軽に持っていけます。
シック ハイドロシルク トリムスタイル
こちらもトリマーとシェーバーが1つになったVIO処理専用のアイテムです。トリマーは長さが4段階から選べて調整できるアタッチメントが付き、刃が肌に直接触れない安心設計。
シェーバーはスキンフィット5枚刃が採用されているため、身体のカーブに合わせてしっかりそれます。さらに、水に触れるとヒアルロン酸(ヒアルロン酸NA:保湿剤)とセラミド(セラミドNG:保湿剤)配合のモイスチャー美容ジェルが溶け出す仕組みで、そりながら保湿できることも特徴です。
VIOのなかでもVラインのデザインには様々な種類があり、快適性や与える印象もそれぞれ違います。
初めてVIOの自己処理に挑戦する方は、まずはVラインをナチュラルのデザインにし、慣れてきたら好みのデザインに挑戦するなど、自分に合った形をみつけてみてはいかがでしょうか。