VIOの自己処理はどうやってできる?正しいやり方を知って安全に処理を

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VIOの自己処理はどうやってできる?正しいやり方を知って安全に処理を

デリケートゾーンと言われる「VIO」の毛を処理する女性は、近年増加傾向にあります。しかし、自分で処理しようとしても見えづらく難しい部位のため、困っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、VIOのそれぞれについて、自己処理の方法とポイントを紹介します。正しい方法を知れば、安全に処理ができるようになるでしょう。

01
VIOとはどの部位のこと?

VIOはデリケートゾーンを3つに分けた名称で、Vライン・Iライン・Oラインがあります。

Vラインは、体の正面部分で骨盤と足の付け根の間にある三角ゾーンを指します。ビキニラインとも呼ばれており、下着や水着姿のときにアンダーヘアがはみ出しやすい部分です。Vラインの毛は比較的太く範囲も広いため、自己処理している方も多くいます。

Iラインは、Vラインの下部からお尻の手前までの、女性器周辺のゾーンです。毛が多いとムレやすく、清潔に保つのが難しい部位でもあります。処理に抵抗を感じる方もいる部位ですが、正しく処理をすれば清潔な状態をキープでき、ムレやかぶれも減らせるでしょう。

Oラインは、お尻の穴を囲うOの形をしているゾーンを指します。肛門周りの一部分で、お尻全体とは異なります。自分では確認しにくく毛の処理を失敗してしまいことが多いため、処理のポイントを押さえることが大切です。

02
Vラインの処理方法

Vラインを自己処理する際は、形の整え方に注意が必要です。毛を少し残すパターンと、すべての毛をそるパターンがあり、それぞれ処理方法や手順が異なります。

そのため、まずはなりたいVラインのデザインを決めましょう。代表的な形を以下に挙げます。

Vラインのデザイン

ナチュラル

もともと生えている位置をベースに、三角ゾーン全体に毛を残して整える形。最も自然なデザイン。

【トライアングル】

ナチュラルよりも少し小さめの逆三角に整える形。

【オーバル】

卵型とも呼ばれていて、縦長の楕円形に整える形。女性らしく、面積が小さいのが特徴。

【ハイジニーナ】

毛をすべてなくすスタイル。毛によるムレや匂いを防げる。

自己処理の道具は、ハサミ・カミソリ・保湿剤を用意しましょう。肌が敏感な部位なので、肌に優しい4,5枚刃や、敏感肌用のカミソリがおすすめです。

手順①:Vラインのアンダーヘアをハサミでカットする

いきなりカミソリでそりはじめるのは危険です。毛量が多い場合、毛が絡まることで肌を引っ張ってしまう可能性があります。

まずは、ハサミで毛を1〜1.5cmにカットします。カットしたい毛を指で何本か掴み、うえにまっすぐ引っ張った状態でカットすると、処理しやすいでしょう。また、電動カミソリを使い長さを短くする方法もあります。

処理後に排水溝に毛が詰まらないよう、カットした毛は袋に捨てます。

手順②:Vラインをシェービングする

毛を短くカットしたら、希望のデザインになるようにそります。毛を一部残す場合は、アイライナーやアイブロウペンシルでデザインの下書き線を描くと失敗しにくいでしょう。

そる場所が決まったら、カミソリや電動カミソリを使い、全体をそります。このとき、毛の流れに沿って優しくなでるように動かすことがポイントです。毛の流れに逆らって強く動かすと、肌に大きな負担がかかってしまいます。また、毛嚢炎になるリスクもあるため、慎重かつ丁寧にそることが大切です。

最後は保湿も忘れずにおこないましょう。処理後は肌が乾燥して敏感な状態になるので、保湿をしてトラブルの発生リスクを抑えることが重要です。

VIOの処理におすすめなカミソリやシェーバーについての詳細は以下の記事をご覧ください。

03
Iラインの処理方法

Iラインデザインは、少し毛を残すパターンとすべての毛をなくすパターンの2通りあります。毛を残すデザインの場合は、毛量を減らして全体的に薄くするデザインと、VラインとIラインの境目にあたるうえの部分だけを残すデザインが主流です。Iラインの前方を1/3ほど残すと、うえからつながった状態で徐々に細くなり、キレイな形になります。

Iラインも好みに合わせてデザインを決めてから処理をしましょう。道具は、ハサミ・カミソリ・保湿剤を用意します。

手順①:Iラインのアンダーヘアをハサミでカットする

Vラインと同様に、毛をハサミで短めにカットしておくと、カミソリの刃に毛が絡みにくくなり、スムーズに処理ができます。すべてそる場合は1~1.5cmほど、少し毛を残すデザインの場合は、もう少し長めに整えると良いでしょう。また、お手入れの際は、ハサミの刃先を粘膜に向けないように注意してください。

Iラインは目視しにくいため、ハサミを使うのが難しいと感じる方もいるでしょう。ある程度毛を残すデザインにする場合は、自然な量に整えられる電動トリマーを使うことも一つの方法です。

手順②:Iラインをシェービングする

長さを短く整えたら毛をそります。粘膜に近くはほかの部位よりも肌が敏感なため、ゆっくり慎重にそるのがポイントです。

カミソリを持っていない方の手で皮膚を引っ張り、そりやすい状態にしましょう。自分では見えにくい部位なので、鏡を使って手元を確認し、皮膚を傷付けないよう気を付けてください。

処理が終わったら、粘膜以外の部分を保湿しましょう。デリケートゾーン専用の保湿アイテムを使うと安心です。

04
Oラインの処理方法

Oラインは、すべての毛をなくすことが多い部位です。自分では見えないうえに皮膚に凹凸があるため、処理が難しく慎重に進める必要があります。手順を間違えると怪我をしてしまう恐れがあるので注意が必要です。

道具は、鏡・カミソリ・保湿剤を用意します。

手順①:Oラインが確認できる体勢を決める

Oラインは目視では確認できない部位です。そのため、鏡を使いそりたい部分が見える体勢を決めましょう。

床に置いた鏡を跨ぐようにしゃがむと、処理したい部分が見えやすくなります。跨いでみて、手元が確認できる位置を調整してください。

しかし、この体勢を長時間続けるのは大変です。体勢を崩すと皮膚を傷付けてしまう恐れがあるので、休みながら処理しましょう。

手順②:Oラインをシェービングする

Oラインの毛はほとんど産毛に近い毛質です。そのため、事前に毛を短くする必要はありません。最初からカミソリや電動カミソリを使ってそり始めます。ポイントは、お尻を片方ずつ外側に押さえた状態で、外側から内側へそることです。凹凸の多い部分ですが、なるべく平らになるように皮膚を引っ張りながら処理をしていくと、スムーズにそれます。

皮膚を傷付けることのないよう、鏡で手元を確認しながら丁寧に処理をおこないましょう。

VIOのデザインの種類について詳しくは以下の記事をご覧ください。

05
VIOを自己処理するのに最適なタイミングは?

肌が敏感な部位は、処理をするタイミングが重要です。誤ったタイミングで処理をすると肌トラブルを引き起こす恐れがあるので、注意してください。

最適なタイミングは、お風呂上がりです。お風呂で体全体が温まることで皮膚や毛が柔らかくなるので、スムーズに処理ができます。もし、お風呂上がり以外のタイミングでおこなうときは、そりたい部位を蒸しタオルなどで温めてからお手入れするのがおすすめです。

また、生理前後や生理中など、肌が特に敏感な時期の処理は避けましょう。ホルモンバランスの変化に伴い肌が敏感になっており、肌トラブルを起こしやすいためです。

高校生の場合のVIO処理についての詳細は以下の記事をご覧ください。

06
VIOを自己処理するポイントを知っておこう!

VIOは正しい手順でおこなうことで、安全に自己処理できます。ただし、粘膜が近く敏感な部位なため、慎重さが必要です。

また、VIO専用のカミソリや電動カミソリも販売されているので、部位に合わせた道具を用意してみましょう。

処理方法のポイントを抑えたたうえで、自分がなりたいデザインに整えてみてはいかがでしょうか。