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鼻毛ワックスを使った脱毛処理はデメリットが大きいって本当?詳細を解説

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鼻毛ワックスを使った脱毛処理はデメリットが大きいって本当?詳細を解説

全身脱毛やVIO脱毛などが人気ですが、近年ではワックスを用いた鼻毛脱毛にも注目が集まっています。鼻内部の毛を手軽にまとめて処理できる一方で、実はさまざまなデメリットもあります。

今回は、鼻毛ワックスによる脱毛の方法や、生じるデメリットなどについて解説します。

01
鼻毛ワックスの脱毛ってどうやるの?

近年、毛を抜くことを目的としたブラジリアンワックスの市販キットが売られるようになり、すっかり身近になりました。ブラジリアンワックス脱毛は、皮膚に塗布したワックスを毛と一緒に固め、剥がして処理する脱毛方法です。

従来、VIOゾーンなどをメインに使われていたブラジリアンワックスですが、さまざまな部位の脱毛が可能となり、現在では鼻毛専用のブラジリアンワックスも販売されています。

鼻毛ワックスの脱毛で使用する道具

鼻毛のワックス脱毛に必要なのは、ワックスとスティック、スパチュラなどです。スティックやスパチュラは、鼻にワックスを塗布するための棒状の道具です。

鼻毛脱毛専用のスティックは、ワックスが垂れないようにストッパーを備えたものが多く、先端が円筒形であるため、鼻の穴が丸い方に適しています。

スパチュラは、薬品やクリーム、絵具などを扱うときに使用する、へら状のものです。スティックより薄く幅があるため、鼻の穴が楕円形の方に適しています。

これらを個別でそろえることも可能ですが、鼻毛ワックス脱毛専用キットを使うのがおすすめです。ワックスとスティック、スパチュラなどがセットになっているため、すぐに脱毛を始められます。

鼻毛ワックスで脱毛する方法

鼻毛のワックス脱毛をおこなうのは簡単です。まずは、ワックスを準備しましょう。市販されているノーズワックスの多くは固形です。この固形ワックスを溶かすために適量をカップに入れて温めましょう。製品によって、湯煎にかけるものや電子レンジで温めるものがあります。

カップのなかでワックスが溶けたら、スティックやスパチュラに塗布します。つけすぎてしまうと持ち手に垂れることがあるため、スティックなどの先端が隠れる程度にするとよいでしょう。先端に巻きつけるように塗布することがコツです。

次に、ワックスを塗布したスティックを鼻の穴に挿しこみます。鼻毛と一緒に固めて引き抜くため、スティックを挿入したら外から鼻を軽く押しましょう。この状態で、ワックスが固まるまで待ちます。待つ時間は、商品の説明書などで確認してください。また、スティックを挿入したら、固まるまでに余分なワックスを拭きとっておきましょう。

ワックスが固まったら、スティックを引き抜きます。引き抜くスピードが遅いと鼻毛が抜けにくく痛みも強くなるため、勢いよく引っ張りましょう。これで鼻毛のワックス脱毛は完了です。

02
鼻毛ワックスで脱毛するデメリットとは?

鼻毛のワックス脱毛は自宅やサロンで気軽にできますが、痛みを生じ、鼻の粘膜にダメージを与えるなどのデメリットがあります。

激しく痛む

鼻毛のワックス脱毛は、ワックスで固めた毛を引き抜くため、多くの場合に強い痛みが生じます。脱毛時に生じる強い痛みこそ、ワックス脱毛の大きなデメリットです。処理するたびに強い痛みに耐えなければならないため、処理することが直接的なストレスになりかねません。

また、ワックスが鼻以外の皮膚に付着していると、引き抜くときに肌が引っ張られ痛みを伴います。

鼻の粘膜にダメージを与える

鼻毛を力に任せて抜いてしまうと、鼻内部の粘膜にダメージを与えるおそれがあることもデメリットです。粘膜は血管や神経が通るデリケートな部位であり、皮膚の表面を保湿する役割も担います。脱毛により粘膜にダメージが加わると、炎症や出血を招くほか、粘膜本来の機能を損ねてしまうこともあるため注意しましょう。

さまざまな感染症を引き起こす

鼻毛は、空気中に存在するさまざまな細菌や異物の侵入を阻む役割を担います。鼻毛が存在するおかげで、呼吸時に吸い込んだ細菌や異物が鼻毛に絡まり、体内への侵入を防ぐのです。

ワックス脱毛で多くの鼻毛を抜いてしまうと、細菌の侵入を阻むバリアーとしての役割が損なわれます。そのため、鼻毛脱毛をしていない状態に比べ細菌や病原体を体内に取り込むリスクが高くなり、感染症を引き起こす要因になりかねません。

また、鼻毛の脱毛により粘膜が傷付くと、そこから細菌に感染する可能性もあります。考えられる感染症としては、鼻せつや毛嚢炎、丹毒などが挙げられます。

鼻せつは、黄色ブドウ球菌により引き起こされる感染症です。化膿や腫れ、痛みを伴い、頭痛を生じるケースも少なくありません。丹毒は、顔や腕、脚で生じやすい感染症の一種で、腫れや痛み、倦怠感、頭痛などの症状が代表的です。

鼻水が出やすくなる

鼻毛は外部からの異物侵入を防ぐだけでなく、鼻血や鼻水が外へ出るのを止める防波堤の役割も担います。

寒い時期や体調不良のとき、花粉が多い時期などは鼻水が出やすいため、鼻毛がないと常に垂れてくることも考えられるでしょう。下を向いただけで垂れ落ちるおそれもあります。

そして、鼻水が止まらずに垂れている状態は、ストレスにもなるでしょう。鼻水が気になって仕事にも集中できず、本来のパフォーマンスを発揮できない可能性もあります。

03
鼻毛はワックス脱毛せずカットするのがおすすめ

鼻毛のワックス脱毛は、大量の鼻毛をまとめて処理できて処理頻度を少なくできるメリットがありますが、一方で処理時に強い痛みを伴うなど、さまざまなデメリットがあります。

そのため、鼻毛の処理ははワックスで脱毛するのではなく、カットするのがおすすめです。毛根から抜くのではなく、伸びて鼻の外に飛び出している毛や出てきそうな毛をカットするだけなら、粘膜を傷付けるおそれや感染症のリスクも軽減できます。

脱毛に比べてこまめに鼻毛の処理をする必要がありますが、鼻毛カッターを使えば誰でも簡単にカットでき、脱毛のような強い痛みも伴いません。

鼻毛カッターは、鼻毛のカットに特化したアイテムで、簡単かつスピーディーに鼻毛をカットできます。コンパクトで持ち運びやすい製品が多いため、外出先で気になったときに簡単に処理できることも大きな魅力です。

カット以外の鼻毛の処理方法についての詳細は以下の記事をご覧ください。

04
鼻毛を抜くのはデメリットが大きい!

鼻毛ワックスを用いれば、鼻毛をまとめて抜くことができ、処理頻度を減らせます。しかし、抜くときに強い痛みが生じる、粘膜にダメージを与える、感染症を引き起こす可能性があるなど、デメリットやリスクが多々あるのも事実です。

鼻毛には明確な役割があり、むやみに抜けばいいというわけではありません。鼻毛の処理方法について迷っている方は、鼻毛ワックスによる脱毛のメリット・デメリットを理解したうえでカットも検討してみてはいかがでしょうか。