腕毛が濃くなる原因は?男性が処理を検討する理由を解説

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腕毛が濃くなる原因は?男性が処理を検討する理由を解説

腕毛は体毛の中でも露出する機会が多く、特に夏場や半袖の季節になると気にする方も多いものです。腕毛が濃くなる背景には主に「遺伝」と「ホルモンバランスの変化」が関係しています。

この記事では、腕毛が濃くなる原因や男性が腕毛の処理を検討する理由、処理方法、カミソリで腕毛を処理する手順について解説します。

 

 

腕毛が濃くなる原因は主に2つ

腕毛の濃さには個人差がありますが、その代表的な要因は「遺伝」と「ホルモンバランスの変化」の2つです。ここでは、腕毛が濃くなる原因について見ていきましょう。

 

遺伝の影響

腕毛が濃くなる原因のひとつとして、遺伝の影響が挙げられます。

毛根の太さや毛の成長スピードなどは、遺伝の影響を受けやすいのが特徴です。家族や親族に腕毛が濃い方がいる場合、同様の体質を受け継ぐ可能性があります。生まれ持った体質によって毛量や毛の太さが左右されることが多く、遺伝的な要因は腕毛の濃さに大きく関係すると考えられています。


ホルモンバランスの変化

ホルモンバランスの変化も腕毛が濃くなる原因です。

特に、男性ホルモンの一種であるテストステロンは、思春期以降に分泌が活発になり、腕毛を含む体毛をより濃く成長させる働きがあります。また、ホルモンバランスはストレスや生活リズムの乱れによっても変化しやすく、その変化が毛の成長サイクル・濃さに影響を与えることがあります。


男性が腕毛の処理を検討する理由

腕毛を処理することは、単に見た目を整えるだけではありません。衛生面やメンタル面においても多くのメリットがあり、日常生活の快適さ、自信の持ち方にも影響を与えます。ここでは、男性が腕毛の処理を検討する理由を3つご紹介します。


見た目の印象に大きく影響する

男性が腕毛の処理を検討する理由は、見た目の影響に大きく影響するためです。

夏場や半袖の季節になると、腕毛は周囲の目にふれやすくなります。身だしなみの一環として腕毛の処理を検討することで、自分自身がより清潔感や整った印象を持てるようになることもあります。

また、人前に出る場面や仕事上のシーンで、自信を持って振る舞いたいと考える方にとって、見た目のケアはひとつの選択肢となるでしょう。


衛生面での影響がある

衛生面での影響があることも、男性が腕毛の処理を検討する理由のひとつです。

腕毛が多いと、汗や皮脂が毛に溜まりやすくなり、雑菌の繁殖しやすい状態になります。これがニオイの原因になることもあります。腕毛を処理すると、皮膚表面を清潔に保ちやすくなるでしょう。


前向きな気持ちにつながる

男性が腕毛の処理を検討する理由には、前向きな気持ちにつながるという点も挙げられます。

特に、飲食業や接客業など人目にふれる職種では、腕毛が与える印象を気にして長袖を選ぶというケースもあるようです。腕毛の処理をすることで、見た目に対する不安が軽減され、人前でも自然にふるまいやすくなると感じる方もいます。また、身だしなみに気を配る習慣が、自己管理の意識や前向きな気持ちを育てるきっかけになることもあります。日常生活をより快適に、自分らしく過ごすための選択肢として、腕毛の処理を取り入れてみるのもひとつの方法です。

 

腕毛の処理方法とその選択肢

腕毛の処理にはさまざまな方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。そのため、自分の肌質やライフスタイル、仕上がりの希望に合わせて選ぶことが大切です。ここでは代表的な腕毛の処理方法を4つご紹介します。

カミソリ

カミソリは手軽に使えて、処理後の肌はつるつるに仕上がるのが特徴です。

また、古い角質もいっしょに除去できるため、肌のくすみの改善にもつながります。ただし、使用前には必ずシェービング剤を塗って肌を保護し、毛流れに逆らって力を入れずにやさしく剃ることが大切です。また、刃の切れ味が落ちると肌トラブルの原因になるため、定期的な刃の交換も忘れないようにしましょう。

カミソリの刃の交換時期についてはこちら:カミソリの刃の交換時期は?肌トラブルを防ぐ正しい手入れを解説

 

除毛クリーム

除毛クリームは、毛の主成分であるケラチンの結合を化学的に分解して毛を軟化させ、ヘラなどで取り除く方法です。

処理後は肌が一時的に敏感になることがあるため、日焼けや摩擦を避ける必要があります。また、除毛クリームは、広範囲の腕毛の処理に適していますが、化学成分が含まれているため肌に合わないことがあります。使用前には必ず目立たない部位に少量塗ってパッチテストを行ってください。

 

電気シェーバー・ボディトリマー

電気シェーバーやボディトリマーは、刃が直接肌にふれにくい構造のため、肌が敏感な方やカミソリ負けしやすい方に向いています。

肌への負担が少なく安全性が高い一方で、定期的な充電や電池交換が必要です。また、防水機能がない製品は、お風呂で使用できない場合もあります。

 

ワックス・毛抜き

ワックスや毛抜きは、毛を毛根から一気に引き抜く方法で、効果が長持ちします。

ただし、処理時には強い痛みを伴い、肌への負担も大きいのが難点です。炎症や埋没毛のリスクもあるため、自宅での処理はあまりおすすめできません。

 

カミソリで腕毛を処理する手順

自宅での腕毛の処理には、除毛クリームや電気シェーバーなどいくつかの方法がありますが、中でもカミソリによる処理は手軽に行えるおすすめの方法です。ただし、安全にきれいな仕上がりを得るためには、正しい手順を守ることが大切です。ここでは3つのステップに分けて見ていきましょう。

 

STEP1:剃る前に除毛クリームなどで処理する

初めての処理や毛量が多い場合は、まず除毛クリーム、もしくはスキカミソリを使って腕毛全体を処理するのがおすすめです。カミソリをいきなり使うと、腕毛が長い状態では刃に毛が詰まりやすく、処理中に何度も洗い流す手間がかかります。スキカミソリは、通常のカミソリよりも刃が細かく、毛をすきながら自然に量を減らせるため、ボリュームを抑えたい場合に向いています。また、除毛クリームは、あらかじめ腕毛をある程度減らせて、後のカミソリでの処理がスムーズです。ただし、肌に合わない場合があるため、使用前にパッチテストを行ってください。

 

STEP2:シェービング剤を塗ってやさしく剃る

除毛クリームで広範囲の腕毛を処理した後、毛が伸びてきたタイミングでカミソリを使って整えると自然な仕上がりになります。剃る前にはシェービング剤を腕全体にまんべんなく塗り、毛流れとは逆方向に、力を入れすぎないように注意しながらやさしく剃りましょう。

 

STEP3:保湿をする

剃り終わったら、残ったシェービング剤をぬるま湯や水でしっかり洗い流し、清潔な状態にします。タオルでやさしく水分を拭き取り、乳液や保湿クリームで肌をしっかり保湿します。処理後の肌は乾燥しやすく敏感になっているため、アフターケアを怠らないことが大切です。

 

腕毛ケアで清潔感と自信を手に入れよう

腕毛は、遺伝やホルモンバランスの変化によって濃くなることがある体毛です。見た目や衛生面、メンタル面への影響を考えると、定期的なケアには多くのメリットがあります。なお、自宅での処理にはカミソリが手軽でおすすめです。正しい手順に沿った処理と保湿ケアを組み合わせることで、肌トラブルを防ぎながら、清潔感を保てます。自分に合ったケア方法を見つけ、腕毛を整えて快適な毎日を過ごしましょう。

 

 

教えてくれたのはこの先生!

上嶋祐太先生

新宿駅前うわじま皮膚科 院長。浜松医科大学卒。日本皮膚科学会専門医・指導医、認定産業医。東京大学医学部附属病院、東京警察病院、東京逓信病院の皮膚科にて研鑽を積み、形成外科のキャリアを併せ持つ。赤ら顔・血管腫治療のブイビームレーザーや、ほくろ除去、粉瘤(ふんりゅう)のくり抜き法など、手術経験は数万例に及び豊富。保険診療、美容医療のほか、スキンケアから個々に合った最適なカスタマイズ治療を得意とする。