髭剃り後の肌ケアは欠かせない!肌ケアアイテムの選び方と方法を解説

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髭剃り後の肌ケアは欠かせない!肌ケアアイテムの選び方と方法を解説

髭剃り後に肌のかゆみや赤み、ブツブツなどが出て、不快な思いをしたことがある人は多いのではないでしょうか。毎日の髭剃りを快適にするには、髭剃り後の肌ケアが大切です。

この記事では、髭剃り後に実践したい肌ケアの方法について、肌ケアアイテムの選び方を含めて解説します。

 

髭剃り後は適切なケアで肌を守ることが大切

髭剃りは、日々の身だしなみの一環として欠かせません。手入れが不十分な髭はだらしない印象を与えることも多く、髭剃りを習慣にすることが大切です。また、髭剃り後の肌を放置すると、潤いや滑らかさが失われ、かえって肌の見た目を損なうこともあります。乾燥による肌のかゆみや赤み、ブツブツが悪化して深刻な肌トラブルを引き起こすことも考えられます。髭剃り前には洗顔とシェービング剤を使用し、髭剃り後は、化粧水や乳液、クリーム、美容液などを使って、早めにケアしましょう。

なお、髭を剃った直後の肌は肌表面の古い角質が除去されているため、化粧水や乳液が浸透しやすく、肌ケアに最適なタイミングといえます。

 

髭剃り後の肌ケアアイテムの選び方

髭剃り後の肌をケアする基本的な肌ケアアイテムは、肌に潤いを与える化粧水と、肌に与えた潤いを閉じ込める乳液・クリームです。必要に応じて美容液を使うと、肌の状態をよりすこやかに保てます。

ただし、どの肌ケアアイテムも種類が多いため、初めて肌ケアをする際は、どれを選ぶべきか悩むかもしれません。そこで、肌ケアアイテムの選び方について、下記でしっかり確認しておきましょう。

 

 

美容液:肌の悩みのケアに対応したものを選ぶ

美容液には、乾燥やハリのなさといった肌の悩みのピンポイントケアや、トラブルの予防といった役割があります。乳液やクリームの油膜で覆われた後では美容液が肌に浸透しないため、乳液やクリームを塗る前に使用しましょう。

製品によっては、ほかの肌ケアアイテムの浸透を助けるブースターとして、化粧水の前に使うタイプもあります。


化粧水:保湿力の高い成分のものを選ぶ

化粧水は、肌に水分を与え、潤いを保つ肌ケアアイテムです。髭剃り後の肌は乾燥してバリア機能(角質層)が低下しやすくなっているため、肌が敏感な方は余計な刺激を与えないよう、アルコールやメントールが入っていないものを選ぶといいでしょう。

また、肌に潤いを与えて乾燥を防ぐセラミドや肌を整えて健やかに保つアラントインといった成分が含まれている化粧水を選ぶのがおすすめです。配合成分が同じでも、「さっぱりタイプ」「しっとりタイプ」など使用感が異なるため、毎日使い続けられる好みのものを見つけてください。


乳液・クリーム:使用感と成分で選ぶ

乳液とクリームは、化粧水の後に使用することで、肌の水分を閉じ込める役割を果たす肌ケアアイテムです。どちらも油分で肌に膜を作って潤いを閉じ込める役割を果たしますが、水分と油分の比率が異なるため使用感は異なります。

乳液は、油分よりも水分の比率が多いため、軽やかに伸びて肌なじみが良いのが特徴です。一方のクリームは、乳液に比べると油分が多く、濃厚でしっかりとした使い心地となっています。

スキンケアに慣れていない男性の中には、乳液やクリームがベタつく感じがして嫌だという方もいますが、肌の表面はベタついているように見えても、肌の内側は乾燥している状態になっているかもしれません。化粧水で与えた潤いを逃さないためには、乳液やクリームで潤いを閉じ込めることが大切です。具体的には、保湿力の高さとさらっとした使用感を両立している製品をおすすめします。

なお、抗炎症作用や肌の修復を促す作用があるアラントインや、保湿効果が高いグリセリンなど、乳液・クリームは成分にも注目して選んでみてはいかがでしょうか。

 

 

髭剃り後の肌ケアのポイント

髭を剃った直後の肌は、髭や皮脂、肌表面の古い角質が除去されているため、肌ケアアイテムの成分が浸透しやすく、スキンケアに最適なタイミングといえます。よって、髭剃り後は化粧水や乳液、クリームで丁寧にケアすることで、肌を健康に保つことができます。髭剃り後の肌ケアのポイントは、下記のとおりです。


髭剃り後は水気を拭き取る

髭剃り後は、まず肌に残ったシェービングフォームをしっかり洗い流しましょう。その後、全体の水分をやさしく拭き取ってからケアを始めます。


目安量を守って使う

化粧水や乳液・クリーム、美容液といった肌ケアアイテムを大量に塗布しても、肌に吸収される量には限りがあります。肌が過剰に水分を含むことで、かえって肌の水分が蒸発しやすくなったり、大量のクリームなどでベタついたりするため、目安量を守って使うことが大切です。また、髭剃り前には、ぬるま湯や水、洗顔料で顔を洗い、ほこり、汚れ、汗などを落としますが、その際に洗顔料が多いと、洗い残しが多かったりすすぎに時間がかかったりして肌に負担がかかることもあるため、目安量に注意しなければなりません。


顔全体にやさしくなじませる

肌ケアアイテムがしっかり効果を発揮するよう、顔全体になじませます。化粧水や乳液、美容液は最初に適量を手のひらにとり、肌を包み込むようにしながら押さえ込んで浸透させましょう。クリームは、10円玉くらいの量を手に取り、額、両頬、鼻、あご、首の6ヵ所にちょんちょんと置いてから、全体に塗り広げます。

 

 

髭剃り後は適切な肌ケアアイテムを使おう

髭剃り後は、髭や皮脂、肌表面の古い角質が除去されているため化粧水・乳液が浸透しやすく、肌ケアに最適なタイミングです。

保湿力のある成分を配合した肌ケアアイテムの中から、自分の肌質や使用感の好みに合うものを選び、肌をすこやかに保ちましょう。

 

 

 

教えてくれたのはこの先生!

 

上嶋祐太先生

 

新宿駅前うわじま皮膚科 院長。浜松医科大学卒。日本皮膚科学会専門医・指導医、認定産業医。東京大学医学部附属病院、東京警察病院、東京逓信病院の皮膚科にて研鑽を積み、形成外科のキャリアも併せ持つ。赤ら顔・血管腫治療のブイビームレーザーや、ホクロ除去、粉瘤くり抜き法手術で数万例に及ぶ豊富な経験を持つ。保険診療、美容医療、スキンケアから個々に合った最適なカスタマイズ治療を得意とする。